面接対策のポイント

歯学部編入の試験科目は「小論文」「面接」です。

「面接」には「集団面接」が含まれるところもあります。

「集団面接」というと、いわゆる「討論」を思い浮かべがちですが、私は実際そうではありませんでした。

8人くらいのグループであるテーマを与えられて、

「はい。ではこれについて45分間話し合って下さい。」

というものでした。

ちなみにテーマは「現在の情報化社会について」というもので、かなり大雑把なテーマでした。

 

試験科目が「小論文」と「面接」と聞くと、多くの受験生の方は「小論文」の対策をメインにされるのではないでしょうか?

確かに、小論文は今日明日の対策で身につくものではないですし、ある程度時間をかけて勉強しなければならないのは事実だと思います。

また、大学受験の「面接」と聞くと、アドミッションポリシーを覚えたり、インターネットで大学の校風を調べたりして、それに合ったことをなんとなく答えればいい、というイメージを持っている方もいるかもしれません。
実際私はその一人でした。

「メインは小論文であって、面接では人間性が疑われるような発言をしなければいいのでは・・・」と、4校受験し全滅した一年目は考えていました。

確かに一般入試ではそういう面も大きいかもしれません。面接の点数も筆記に比べるとあまり高くはなく、メインはやはりセンターや2次試験の筆記になると思います。

 

しかし、編入試験は違います。

例えば岡山大学の歯学部編入試験の配点は、

小論文100点、面接100点、一次選抜100点(平成24年度)

となっています。
(新潟大学は配点の公表をしていないのでわかりません。それと、たぶん岡山大の「面接」の中には討論も含んでいると思います。)

倍率も一次選抜時点で60人を超えることもあり、そこから最終的に合格するのは5名なので、書類、筆記、面接全てにおいてしっかしした対策が必要だということは否めません。

私は1年目は、小論文対策ばかりで、面接対策はほとんどまったくせずに2校くらい受験しました。

予備校の先生から見れば小論文の力はついていたので、合格するだろうと思われていたのですが、2校とも不合格。。。。

おかしいと思われ、試しに模擬面接をしてみたら、あまりのひどさに愕然とされ、不合格の原因はほぼ間違いなく面接にあるとわかりました。

では何がそんなにひどかったのか・・・

色々ありますが、まず挙げるとしたら、

・話のつじつまが合わないこと、
・その大学でなければならない明確な理由を言えないこと
・将来の方向性が定まっていないこと(何をしたくてわざわざもう一度大学に行くのかが伝わらないこと)

があったと思います。

信じられないような初歩的な内容ですが、

試験面接は全部正直に話せばいいものでもなく、どう見られるかを考えながら話すので、

こういった超初歩的な矛盾が生じがちです。

(それにしても私はひどかったですが・・・(笑))

面接管の先生が一番知りたいことは、「なぜ歯学部に編入したいのか」ということと、

「なぜその大学なのか」ということだと思います。

本当にごくごく当たり前のことですが、これを説得できるように話さないといけないです。

もちろん質問の内容には、

「最近読んだ本は?」とか

「スポーツはどれくらいしていたの?」など、

他にもありますが、大切なところは、やはり「理由」にあります。

そして、それらの話がしっかりと筋道立っているか?

そこだと思います。

「理由」と「筋道」、「相手を説得する」ということは・・・

結局小論文と同じですね。

とても難しいことを言わなければいけない気がしますが、そうではありません。

自分の提出した書類に沿って、それを詳しく話せればいいと思います。

当たり前のように感じるかもしれませんが、本当に本当に重要なことです。

今までお話ししてきたことは、面接に慣れている方にとっては当然だと感じるかもしれませんが、

大学受験の延長線上だと捉えていた私にとっては、根本的に面接に対する考えを変えなくてはならず、

かなり時間をかけて面接対策をすることになりました。

 

私がした具体的な対策法は別の記事で触れたいと思います^^