センター試験の思い出

学生時代、私は塾で個別指導のアルバイトをしていました。

当時高校3年生だったある女の子に、英語を教えていました。

これはその時、その子に向けて書いた記事です。

今読み返すと、私もまだ若いなと思い、ちょっと恥ずかしいですね^^

今の私にこの手紙は書けませんが、この方が伝わる人もいると思うのでそのまま載せます^^

Dear Yuki

もうすぐセンター試験ですね。

センター試験にはいろいろ思い出があります。

浪人していた時、模試の点数は上がったり下がったりで、

不安を抱えたまま本番に臨みました。

緊張のあまり最初の英語で頭が真っ白。

全く英文が頭に入ってこず、

次の科目でも引きづり、

結局過去最低点をたたき出し、

考えていた進路は全部白紙。

という散々たるものでした。

一日15時間以上毎日机に張り付いて勉強していたにもかかわらず、です。

あまりのショックに、寮の部屋から出られなかったことをよく覚えています。

そんなに勉強して、どうして点数が取れなかったのか。

今ならわかります。

ごく単純に言うと、

「自分をよくみていなかったから。」

です。

一日15時間勉強していた私は、自分には勝っていたと思います。

しかし、いくら自分に勝っても、できないことを確実にできるようにしなければ何の意味もありません。

ごくごく当たり前のことです。

しかし当時の私は、不安に負けて、立ち止まることが怖いあまりに、自分を把握することなく、

ただただ前を見て突っ走っていたと思います。

何ができて、何ができないのか。

それを冷静に、客観的に見極め、確固たる実力をつけていればと思い、

編入試験を受けるときは、ひたすら基本を繰り返し身に着けようとしました。

そのかいあってか、予備校の先生には

「もう筆記対策は十分」

と言っていただき、試験に臨みました。

でも、結果は不合格。

主な原因は面接にあったわけですが、

合格したときと不合格の時の違いは他にもあります。

それは、

「自分を信じたか」

ということです。

最後の受験の年に、

「そういえば、今まで一度も自分を信じたことがなかったな・・・」

と、ふと思いました。

どんな経緯でそう思ったかは覚えていませんが、

「今回は自分を信じてみよう」

そう思い、試験に臨みました。

特別なことをしたわけではありません。

ただ、単純に、そう思っただけでした。

今となってみると、合格、不合格その全てが大事な経験だったと思えます。

センター試験を受ける受験生は、そう言われてもそれどころじゃないかもしれませんが^^;

たぶん、「今がすべて」なんですよね。

「回り道も、あとになればよかったと思える」

なんていくら言われても、耳を素通りしていくだけで・・・・

でも、それでいい。

目の前のことに全力をつくす。

すぐ先の未来を輝くものにしたい。

誰だってそう思います。

試験の点数が高いか、低いか、

それは「結果」として出ますが、

その結果を「成功」か「失敗」か判断するのは自分自身です。

今までもがき悩みながらも必死にやってきたのなら、

その時点でもうそれは「成功」しているのだと、

私は思います。

だから大丈夫!

一生懸命やってきた自分は、あなたの最大の味方です。

全ての道は最善へつながっている!

Practice makes perfect.

Belive in yourself!