こんにちは^^
それでは、以前のブログ「私の勉強法って合ってるの??」でもお伝えしたように、
私が最初の大学生の時、練習で書いた文章を少しアップしようと思います。
ちなみに「課題文を読んであなたの考えを書け」なのですが、課題文の掲載はしません。
また、「私の考え」というより、「小論文用の考え」ですので、そこだけ割り切って見ていただけたらと思いますm(‐‐)m
問.課題文を読んであなたの考えを400字以内で書きなさい。
筆者は人格的生命が失われても生物学的生命の延長を強力に進めようとする現代医療を批判し、人格的生命と生物学的生命の両方を同時に成り立たせることが重要だと述べている。そして、人格的生命が失われたまま、単に「長生き」することを目指す姿勢を今一度考え直すべきだと主張している。
確かに現代医療は人間の身体と精神を二元的に峻別し、分けられた身体のみを操作的に扱ってきたことは事実である。しかしながら、その事実を踏まえ、身体とは別個の精神にも目を向けていくべきだという主張もまた、結局は、身体と精神を相互翻訳不可能なものと見なしていることに変わりはない。
身体と精神を別個に扱う以上、一方が他方を支配することにつながりかねない。従って、これら両者は切り離せない統合された存在であるとの前提に立って医療の方向性を決めることが、人格的生命と生物学的生命の共存を図る上での最初の前提になるのではなかろうか。
問.次の文章を読み、あなたが歯学部で学ぶ際に教訓とすべき材料があれば、 それを指摘して600字以内で論じなさい。
課題文では、要素還元主義とは、ある物体はそれを形づくる要素の集合体と見なすことができ、要素間の有機的な関係や、外界との関わりは考慮せず、それぞれの要素に働く原則は常に同様に働くとみなす考え方であると述べている。
歯学を要素還元的に捉えると、口腔内の疾患は口腔内のみの問題として対処することになる。しかし、身体内で口腔疾患を決して口腔だけの問題として把握することができないことは、例えば、口腔内の細菌が原因で肺炎を引き起こす可能性があることなどを考えれば明らかであろう。それ故、歯学を学ぶ際には口腔内から波汲し得る全身への影響についても常に気を配らなければならない。
さらに、口腔疾患を抱える患者とそれを取り巻く外部環境も考慮すべきである。生活習慣や食生活から患者の口腔疾患への影響を診断する力だけでなく、その逆、即ち口腔疾患から患者を取り巻く環境を推測する力も重要となると考える。例えば学校検診で歯が何本も折れ、口腔環境が明らかに悪い子供がいたとする。この場合、この子供を短絡的に被虐待児だと結論付けることは尚早だが、虐待を受けている子供が口腔内のケアを放置されている可能性は高い。口の中を見ることができるという歯科医の「特権」を生かして、虐待を防止することができるかもしれない。
従って、常に口腔から全身そして外部環境へ目を向け歯学を学ぶべきだと考える。
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