国立歯学部学士編入試験の倍率は、私が受験したときは9~13倍でした。
合格者はどの学校も大体5名で、受験者数は45~63人でした。
なかなかの狭き門だと思います。
学士編入に学歴は関係ないと言いたいのですが・・・やはり、入学後の授業についていけるかも重要なポイントになるので、ある程度は関係していると私は聞いたことがあります。
受験生のほとんどが、東北大学や慶応大学といった名だたる大学の出身者で、私は学歴としては正直かなり劣っていたと思います。それをカバーするだけの文章力と面接力が必要だと予備校の先生には言われていました。
(先輩には、短大卒業という学歴から放送大学を利用して、学士の資格を取得し国立歯学部に入学された方もいらっしゃいました。そのような例もあるので、学歴は全てではありません。)
また、年齢層も20代から50代まで本当に幅広かったです。
歯科医師は職人のような仕事なので、歯科医師の資格を取得してから一通りできるようになるまでは年数がかかります。
ですので、年齢に関しては若い方が有利と言われていました。
試験の出題内容は、
主に「小論文」と「面接」です。(ほかに集団面接を課している学校もあります。)
現在、歯学部編入試験を実施している国立大学は、
新潟大学、岡山大学、徳島大学の3校です。
私が初めて受験したときは8校あったので、
5校が中止したことになります。
この背景には色々な問題があるかもしれませんが、私は編入で入学して本当によかったと思いますし、今も歯科医師になって本当によかったと思います。また、在学中に大学の先生の方から、あなたが入って正解だったと言っていただいたこともありました。
是非、自分の気持ちを信じてほしいと思います。
試験内容が「小論文」と「面接」と聞くと、
「え、意外にいけそう」
と思う方も少なくないと思います。
(実際私もその一人でした・・・・)
しかし、倍率(9~13倍)から考えても、受験者の層から考えてもやはり実際はそう簡単なものではなく、
しっかりした対策が必要となることは否めないと思います・・・
「自己紹介」にも書きましたが、
私は1年目は4校受験して全滅。
2回目で運よく、新潟大学と岡山大学の2校に合格することができました。
歯医者になりたいと思ってから10年経っていたわけですが・・・・f(^^;
「いったいどんな対策したの?」
と思われる方は少なくないと思います。
実際私は予備校に通って身に着けたわけですが、
このブログでは、私が文章力を上げるために行ったことについて書きたいと思います。
(あと、必ずしも予備校に通わなければ合格しないというわけではありません。
私の同期生でも、独学で合格した方もいます。
人それぞれ、自分にあった方法で対策すれば良いと思います。)
まず、国立大学歯学部編入学試験の、「小論文試験」に必要な力についてお話ししたいと思います。
<小論文試験に必要な力>
①課題文を読み取る「読解力」
②独自性の高い論点を生み出すための「幅広い知識」
③高いレベルの文章を書くための「語彙力」
④自分の考えを的確に文章にするための「表現力」
⑤客観的見地から文章を組み立てるための「論理的思考力」
だと思います。
もちろん、私は小論文指導者でもなんでもないので、これはあくまで私個人の考えですが・・・・
では、まったくお話にもならないレベルだった私が、これらを身に着けるためにした勉強方法を次回から公開していきたいと思います^^
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